『まちの木育スペース Woods ON』床張り(2)

作業の続きをレポートします。

基盤となる合板を敷き詰る作業が無事に終わりました。

次は、埼玉県産の杉のフローリング材を
床にはめ込んでいく作業です。

 

フローリング材が梱包してあるビニールを破ると、

ぶわ~っと杉の良い香りがして癒されます。

また木目がとてもきれいです。

 

これからサイドに片側ずつ加工がしてある凹凸に、他のフローリング材をはめ込んで床張りをしていきます。

手順はこんな感じです。
1)木のカスやごみがあるとはめ込みが合わないので、

まずは既にはめ込んだ側面の下などを丁寧に掃除機で吸う。 

  ↓

2)仮で、はめ込んでみる。
(当て木で叩いたり、当て木を金槌で叩いたり、体重をかけ、はめ込んでいく)

  ↓
3)既に敷いてあるフローリング材(凸)に

これからはめ込む()がピッタリ合うかをみる
サイドだけでなく、前後の端の継ぎ目が隙間がないように 合わせることが大事。

  ↓

4)合わないと外して、カンナで削り、
ヤスリをかけて調整。
ミリの単位なので、微調整しながらです。これが難しい!

削りすぎたり、側面は削れても
板の真ん中が削れてなかったり…。

職人さんが直角の定規を当てて、

「ほら、ここ、光が入るから
 隙間があるのがわかるでしょ。」って
(;^ω^)ヒエー

これはKくんが、こだわってやりました。
後半は、かなり上達してました。

  ↓

5)はめ込み具合がOKになると、

一旦、板を外します。

この外し方も木材をフラフラと振りながら、

優しくサイドの凹凸を傷つけないように・・・。

 

 ↓

6)一旦外した木材をひっくり返して、

接着剤をつけて、再度はめ込みます。

 

 ↓

7)ピッタリ、隙間なく、また浮かないように
はめ込んだら、ホチキスのようなものを器具で留めていきます。

これも器具の角度や位置があります。

失敗すると表面の板が傷つくこともあるので、
慎重にかつ、体重をかけて隙間なく板が浮かないように

  

という作業をそれぞれ、得意分野を担当にして、
要領よく、素人メンバーの息のあったコンビネーションで
何回も繰り返し。

合板の作業よりも繊細で、かなり時間がかかる作業です。